【本】読書の秋でもないのに

映画に続いて今度は本の大量摂取。これ、ストレスによる過食症みたいに、情報の過剰摂取なんでしょうかね。名付けて過。。。過。。。。。過。。。。。うーん情報摂取を一文字で表す字が思いつかないので割愛。

ハサミ男 (講談社文庫)

ハサミ男 (講談社文庫)

近年読んだ和書の中では相当ぐぐっと来ました。正味、「真犯人」は直感でわかってしまいましたが、最後のひねりは全く予期しておらず自分の脳みそちゃんがすっかり錯乱状態に陥ってるのが如実に感じられて面白かったです。ミステリ好きには堪らない仕掛けが盛りだくさんと聞きましたが、ミステリ好きじゃないぼくはその辺はよくわかりませんでした。

基本の主張は理解できましたが、どうも言いっぱなしの感が拭えませんでした。2時間ほどで読破してしまいましたが、読んでる間中、「で、結局なんなんだ?」という疑問が頭をぐるぐるしてました。ぼく個人の意見としては、ぷちはぷちでもナショナリズムは処方箋を謝らなければポジティヴに捉えるべきものだと思うんですが、考え方おかしいですかね?

インディヴィジュアル・プロジェクション (新潮文庫)

インディヴィジュアル・プロジェクション (新潮文庫)

外出先の多摩川学園前駅中の小田急OXでジャケ買い。久々にジャケ買い成功!と言えるぐらいな一冊だった。帰りの小田急線と、帰宅後の長風呂で一気に読破。この文体や内容が、若かりし頃に自分が目指したかった(いや目指してるかな今も)ものだし、内容もすごく目指したかった(いや目指してるかな今も)もので、なんかすごく親近感を覚える一冊だと、僭越ながらしました。徐々に徐々に壊れていくわけですが、最後長風呂で頭のぼせてる状態で読んだからか、そうじゃなくてもそうなのか、これまた脳みそちゃんが錯乱状態になりハングりました。しかし、発行年月日見たらかなり前に出てるものでした。うーん、うかつ。阿部和重氏の本はもう少し読み込んでみようと思った。因みに、ぼくは本屋で紙カバーはかけてもらわず、付いてる装丁カバーを裏返しにして読むのですが、さっき読了したので戻したら、装丁カバーが妙に萌える(表だけじゃないです)ことに気づきました。しばらく見つめてしまいました。

ほかに、最近ジャケ買いした本として、以下もあります。いずれも、なんか読めずに終わりそうな予感。

武士道 (講談社バイリンガル・ブックス)

武士道 (講談社バイリンガル・ブックス)

対訳を買ったのは、いつの日か外人様に英語で説明する日が来ることを想定して買ったもの、というと聞こえは良いが、実は洋書の小説を買いに本屋をブラウズしてて、ふつうの探すのめんどくさくて買ったもの。いつかの金曜日に待ち合わせまでの時間潰しに買ったんですが、ブログ書いてたら時間になってしまい、結局巻頭にある新渡戸稲造の写真を見た以外、一文字も読んでない。

The Penguin Book of Twentieth-Century Speeches

The Penguin Book of Twentieth-Century Speeches

前々から見かけたことある一冊だったんですが、やはり時間潰しに買ってみた。ケネディとか、ヒットラーとかキング牧師の演説って、映像でチラ見したりするけど、実際どんなこと言ってたのか、よく知らないということから、買ってみた。とりあえず最初から読んでますが、知らないヒトのが結構多くて、どうにもお蔵入りボーダーラインな感じです。これ、通しで読む本じゃないんだろうなー。昔、深夜残業中にケネディの大統領就任演説をウエブで発見し、まじめに目頭が熱くなったのを思い出す。"Ask not what your country can do for you, but what you can do for your country"というくだりが有名で、ある種会社勤めしてる人間の座右の銘だと思いますが、それ以外の部分も、かなり秀逸です。

因みに、去年末にがすがす買い込んでた本は、殆どが凍結中です。orz。


おわり