久々のイタリアン

でもないんですが、長年イタリアンといえばこのヒトにサービスしてもらわんと、というお友達が新しい店で復帰したというので、行って来ました。目黒駅から行人坂を下って雅叙園対面のビル群の一角B1F。坂下りてくると、いやみじゃない程度に壁が光ってるところです。

いや食って呑んで呑んで呑んで語ってきました。前菜はタコ(皮むいてあってホタテみたいでした)のサラダと、フォアグラと鴨の燻製。う、フォアグラがクリームチーズのよう、お口の中で溶けてしまうではないか!そしてこの鴨、うーんうまい。

パスタは、カラスミとトマトの塩味パスタ。これもうまい。硬過ぎず柔らか過ぎず、これはアルデンテとは違うものだ。どうやったらこうなるんだろう。

ここまではワインは白。あーだめだ、何呑んだかわすれた。イタリアンってどうしても覚えられないんだよね。こんどからメモ取ろう。今日は白赤2本コースとのことで、お店のヒトにも手伝ってもらいました。

で、メイン。牛ホホ煮込み。なんか色々煮込んでるようなこと言ってたけど、忘れた。とにかくうまいから。そして、選んでもらった赤、やはりどんぴしゃでした。うーんうまいうまいうまいうまいうまいよディオ(意味無し)!

ということで、ドルチェをつまみながら、じわじわと他のお客さんが帰るのを待って、久々の再会を祝して3人でさらに3本目赤。なんかとピノノワールブレンドで、軽くてデザートワイン感覚で呑めました。さっきの赤に比べるとまたまったく違うから、ワインってやめられません。

他の店員さんも帰ってしまった(お疲れ様でした)ので、BGMもちょっと替えて、呑む呑む呑む。赤開けてから、ケンタッキーのキッチンでレッドネックが手作ってそうなバーボンを。お店(レストラン)論や、音楽の話しや、もろもろを語る。03時ごろにさすがに眠くなって、帰りました。

やっぱり、レストラン(に限らず、どんなお店でも)の「遊び方」は、雰囲気、サービス、味すべてのバランスが自分と相性抜群の店で、常連待遇で好みを知り尽くされた料理を出してくれる、これに限るなと痛感。要は、殆ど「今日は何食べさせてくれるの?どう楽しませてくれるの?」っていう状態で客も臨む、サービス側も、「あれ出してやろう、こっちで行こう」と、相乗効果で、お互いに楽しめるってことみたいです。

ここまでやってくれるサービスマンとお店、なかなか無いです。だから、一度見付けたら、時間と金を惜しまず、しつこく通って、常連になっておかないといけません。サービスマンがお店を移ったら、付いていくぐらいの勢いです。せっかくのおいしいもの話しが仕事風になってしまいますが、これって究極の付加価値サービスですよね。よくシェフで店を動く方いますけど、ぼくはサービスマンで動きます。シェフ使いこなして、こっちの食べたいものを出してくれるのが、サービスマンの腕の見せ所ですからね。ということで、ここ2ヶ月ぐらい不在だった新しいイタリアンの基地が出来ました。めでたしめでたし。

前菜×2、パスタ(2人前)、メイン(2人前?)、ドルチェ、ワイン(どれか一本ぐらいは再会サービスしてもらいました)で〆て50ニッコリ。(単位が耳慣れない方は
http://d.hatena.ne.jp/kimkim69/20040910まで)

白基調のわりと広いフロア空間を、ワイン樽の床andテラコッタの2種類を使って巧く2つの雰囲気に演出してます。テラコッタ側の奥には、皮ソファのブースみたいなのもあるし、8人ぐらいの個室も出来るので、ちょっとしたファミリーの会合にも、キメデート(そんなんあるんかねイマドキ)にも、お使いいただけるかと。但し、行人坂は急勾配なので、呑み過ぎると帰り大変かも。


おわり。