ce・leb・ri・ty /slébrti/
[名](複 -ties)
1 有名[著名]人, 名士.
2 [U]高名, 名声, 令名
works of worldwide celebrity
世界的に知られた名作
gain [achieve, attain] celebrity
有名になる
catapult into celebrity
一躍有名になる.
。。。。。。間違ってますな。かーんぺきに間違ってます。有名な人、高名な人、っていう意味はあっても、金持ちとはどこにも書いてません。まーったく書いてませんね。
百歩譲って、celebrityの中にはrichな人もいるわけで、そういう意味では間違っていませんが、celebrityとして当てはまる為にはお金持ちであることは絶対に必要な条件ではないことは明白ですね。お金が無くても、celebrityにはなれるわけです。つまり、
金持ちな無名人≠celebrityじゃなくて「お金持ち」
電車男=celebrity
電車男さんが金持ちか否かは存じませんので、間違ってたらすみません。因みに電車男さんが実は納税者ランキングでもトップクラスだとしても、納税者ランキングでトップクラスだからcelebrityなのではなく、電車男だからcelebrityなので、関係無いわけですが。
おそらく日本では、celebrityと言えば、HOLLYWOOD celebrityを連想する場合が多く、その場合殆どが大金持ちで、且つショービジネス関係者(監督や俳優・女優、アーチスト等)で有名なので、和製化の段階でこうなることは十分理解出来ますが、ぼく的にはどうしても情状酌量の余地を与えることは出来ません。
celebratedな人となるには、それなりに世の中に対して「劣化しない価値」を提供してこそだと思うわけです。ただ金持ってるだけじゃ駄目なわけです。ハリウッドのセレブ(さむっ)だって、アーチストとして、人に感動ってものを与えているからこそ、有名なわけで、ハリウッドという産業構造上、たまたまついでに金もがっぽがっぽ入るってわけです。因みにうんちくですが、ビル・ゲイツの様に「悪名高い」という場合は、infamousという言葉を使います。
「セレブ」って、わけわからんコトバ使わないで、素直に「リッチ」、いやこうなったらもっと直接的に「金持ち」って、言った方がいいんじゃないでしょうか?お金持ってることは、悪い事じゃないんですから。意味を取り違えた間接的な表現を使って、自分を過剰に卑下して喜んでる場合じゃないですよ。お金で買えるものがほしいなら、さっさとお金稼ぐか、お金持ちのお友達(本当のお友達ね、お金目当てじゃ駄目よ、いやまあお互いそれでいいならいいけどさ)作らなきゃ駄目ですって。
いや、ぼくの勘違いだったらごめんなさいね。みんなこんなこと全部わかってて使ってるならいいんです。でも、もしそうだとすると、ブラッド・ピットが不惑を迎えても体脂肪率5%の肉体を維持してる努力とか(一説では彼は極端は風呂嫌いで平気で1週間だか2週間だか入らないとか)、「モンスター」でのシャーリーズ・セロン(萌)のあの美貌台無しの役作りとか、トレードマークの帽子を頭にホッチキスで止めてまでインディー・ジョーンズのアクションシーンに挑むハリソン・フォードの根性とか、そういうところもセレブセレブって騒いでほしいものです。そうしないと、「セレブ」達にも失礼ですよ。
日本古来の「和製化」というカルチャーは、本当にすばらしいと思うんです。しかし、「セレブ」の場合みたいに、大事な方じゃなくて、大事じゃない方の意味を持ち込んじゃってるところは、もう少しちゃんと本質を見抜いてもいいんじゃないかなあ。とまあ今日は超個人的な愚痴ということで。
おわり
PS:いーえ酔ってませんよ。