エヴァには夏が良く似合う

土日で久々に観破してしまいました。最近、リーダーに触発されて、↓な本を読んでいることもあり・・・・


エヴァンゲリオンの夢―使徒進化論の幻影

大滝啓裕さんというヒトはなかなかなヒトですね。この本、うんちく(考察、と言うべきかごめんなさい)もさることながら、文章のリズムが非常に好きです。ついついニヤリとしてしまいます。

それは良いとして、エヴァには夏が良く似合います。物語も夏な世界観であることもありますが、ぼくは冬に観る気はしないですね。

そもそも初めて観たのが、97年の夏、3夜連続一挙放送って奴で、ちょうと第一回フジロックフェスチバルで台風の中、若者に混じってずぶ濡れ泥だらけになっていた最中(この時のデイヴ、ザック、アンソニーは本当に鳥肌モンでしたわい)、弟に頼んでビデオ録って貰ったのだった。(はづかしながら、リアルタイムテレビ放映は逃してます。呑んでたからねー。)

フジロックは2日いるつもりが、結局初日しか無かったけど、初日が終わり会場からバスに乗って駅までいったら、ロメロのゾンビ映画さながらにドロドロの若者が亡者の様にタクシーに群がって取り合いしてるわ、親友が煩っていた尿道結石を再発して救急車呼ぶわ、救急車来たら仲間みんな便乗出来ると思ったら、「付き添いは1名だけ」と言われ、3人(ぼく+妹分2名)ほど路頭に迷わされ、しかたなく3時間ぐらいかけて予約してあった健康センターまで朝方死のロングウォークするわ(そういや、前泊して行ったんだけど、高速の出口渋滞で前後左右全ての車の搭乗者がヘッドバンギングしてたり、ある車なんてヘッドバンギングしすぎたのか、横転までしてる有様だったな)で、そりゃ青春の1ページじゃ済まされませんよな思い出でした。

と、すっかり話し逸れてしまいましたが、そんな強烈なイベントから帰宅し、興奮冷めやらぬまま観たのが、エヴァでした。多分、ぼくの中では、エヴァフジロックはリンクして刷り込まれているんだろうね。

11時間ぶっとーしで観た。テレビの前で体躯座りして。部屋の電気消して。CMと挿入歌飛ばしで、指にマメ出来るかと思いましたよ。

今回、大滝さんの本を読んだので、多少はナゾナゾにも明かりが見えましたが、やっぱエヴァって、ナゾナゾに目がくらんでしまって(谷田さんと斉藤さんから教わった、スペックヲタ化)は、見えないものがある作品なんじゃないかな。

ぼくが初回もそうだし、今回も痛烈に感じたのが、「ココロの壁、ATフィールド」って、本当に本当にあるんだな、ということです。

さーてここから本番です!ってところなんですが、疲れちゃったのでまた今度。前の話しに繋がることもあったからここからの話しが書きたかったんだけどね。今日のmonday morningは、8時間ぐらいまえに見終わったエヴァと、フジロックの雨と森とアドレナリンの臭いで、シナプスがもうプスプスです。

つづく、と思う。